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院長ブログ

新しい女性ホルモン療法(更年期以降の世代へ)

2011年9月22日 | Beautiful Women's Life,女性医療 |

~新しい女性ホルモン療法(更年期以降の世代へ)~
閉経を迎えほっとする半面、女性ホルモンの低下が心配になるかたもいらっしゃるでしょう。確かに身体のなかは劇的な変化が始まり、心身のバランスを崩しやすくなります。
女性ホルモンの恩恵は大きく女性ホルモンが急減するこの時期から心身トータルのメンテナンスをしていくことが大切です。
上手にこの時期を乗り越えてワンランク上の余裕ある毎日を過ごしていきたいですね。

◇更年期のことばの由来
「更年期」というとなんだか特別なひびきを感じます。19世紀前半に「climacteric :更年期」は女性に特化した時期としてとらえられ「活力が衰え始める:40~60歳」を意味するようになりました。この言葉が日本に導入されたのは明治20年代後半の頃、辞典にのるようになったのは昭和7年頃。「更」には「かえる」「あらたまる」という意味があり「更年期」は「女性の一生において時が一回りし、別のものになる時期」を意味するのだそうです。

◇更年期と閉経、ホルモン治療研究のはじまり
ホットフラッシュ、発汗、動悸、頭痛・・等の症状は閉経「menopause :メノポーズ」の時期に認められる、この閉経前後5年程度の時期を「更年期」といいます。
19世紀後半からメノポーズの症状を改善するための治療に加え~若返り~を目的としたホルモンを卵巣から抽出し薬物として投与する研究がはじまりました。

◇ホルモン補充療法 ( hormone replacement therapy:HRT )
HRTは1940年ころからホットフラッシュ、泌尿器性器症状の改善目的にアメリカで導入されました。その後様々なリスクとベネフィットが明らかとされ1992年にHRTが臨床の現場に定着するようになりました。

◇HRTの副効用
更年期障害の治療のみならず、骨密度の増加、動脈硬化の進展をおくらせるといった生活習慣病の予防・改善に効果が認められています。皮膚に張りがでた、抜け毛が減った、爪が強くなった、関節痛が改善、気分が晴れやかになった、など身体全体の効果を実感されるかたも少なくありません。

◇HRTと癌のリスク
女性ホルモン(エストロゲン)と乳がんのリスクが取りざたされ、ご心配なかたが多いと思います。しかしHRTは5年以上の投与で乳がんリスクを上げる、とされており、またエストロゲン単独療法(子宮のないかたへの治療)ではリスクの関連はないと考えられています。一方、大腸癌、直腸癌のリスクはさげるという報告があります。

◇現在のHRTと使用のポイント
安全かつ高い効果を得るための工夫がされてきました。薬の種類も増え、個々の皆さまのニーズにあったものを選ぶことが可能です。使用ポイントを下記にまとめました。(☆)
すべてが当てはまるわけではないので、治療については必ず医師の指導のもと行っていきましょう。

☆副作用を軽くするHRTについて最近の知見☆
・閉経から早い時期に始める
・内服薬より外用薬
・長期になるなら低用量での使用
・黄体ホルモンは天然に近い製剤を選ぶ

◇ホルモン補充療法(HRT)のくすり

※子宮のあるかたは子宮体がん予防のため黄体ホルモンを使用します
※性器症状には局所に使用する外用剤もあります
※ホルモン補充療法(HRT)の薬剤は保険適応です
※既往症などで使用できない場合がありますので必ず医師の指導のもと治療しましょう

~ここまで、女性の世代別ホルモン療法についてご案内してまいりました
次回はホルモン以外の治療(代替療法)、そして男性更年期をテーマにあげていきたいと思います~